●請求傷病…アスペルガー障害

●性別…男性

●裁定…障害厚生年金3級

●療養の経過
K男さんは、幼児期から感情の起伏が激しく些細なことで急に怒り出し暴れるなどのトラブルが多くありました。小中学校の生徒の頃も普通学級で過ごしましたが対人トラブルが多くあったとのことです。
その後、成人となり結婚し子供を儲けましたが、この頃から家庭内でパニックを起こし暴力や器物破損などを行いました。後に子供がアスペルガー症候群の診断されましたが、子供のパニック状態時に居合わせると自分もパニックとなり暴言・暴力など行うことがありました。子供の通っている病院を受診したところ、K男さんもアスペルガー症候群と診断されました。

K男さんは、会社員でしたが、職場には上手になじむことができませんでした。ぎくしゃくした人間関係がある中でも勤務を続けていました。しかし、それも我慢できなくなくなり、最終的に退職しました。現在、SSRIの投与を受け療養しています。

●障害年金相談と手続、結果
 K男さんの奥様からご連絡をいただき、障害年金の請求についてご相談を受けました。お話しを伺い、弊事務所でで全面的に請求手続きを代行することをお引き受けいたしました。

 受診状況証明書、診断書と医証を取り寄せ、病歴就労状況申立書を作成したうえで、戸籍謄本などの添付書類も用意して裁定請求を行いました。
その結果、障害厚生年金3級と決定されました。
弊事務所では、K男さんの年金額がより有利になるために年金事務所と相談し、老齢厚生年金の障害者特例を選択し受給することとなりました。

なお、K男さんの子供さんの障害年金請求も代行し、子供さんは20歳前障害による障害基礎年金2級と決定されました。